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撮影のときに注意したい著作権や肖像権を調べてみた!

      2018/03/16

     

          


カメラで撮影するときって私たちはどんなことについて注意しなければいけないでしょうか?

法律では著作権や肖像権なんてものもあります。

僕はブログに写真をアップしたりSNSに投稿したりしていますが、最近まで法律の詳しいことはよくわかりませんでした。

ただ、先日、日田の祇園祭の山鉾を撮りに行ったとき、ちょっとした疑問にぶつかりました。

写真の中にはメインの山鉾以外にも山鉾を担いでいる人たちも写っていますし、みんなで威勢よく声を上げている人たちなんかも撮っています。

約300年の伝統を誇る日田祇園祭に行ってきた!

当然、人物撮影では本人の許可がいるでしょうが、その人を意図して撮ったわけではないけど、写真に入っている。

でも、これってブログやSNSで第三者に公開してもいいのだろうか?と。

そこで、撮影するときに注意しなければいけない著作権や肖像権のことについて調べてみました。

著作権

著作権とは?

まずは著作権についてです。

著作権とは、法律の中では知的財産権の1つでして、他には所有権や特許権、鉱業権や漁業権などがあります。

著作物を排他的に支配しうる権利のことで、特許権、実用新案権などの工業所有権(産業財産権)と並んで、無体財産権(知的財産権)の一種である。コピーライトともいう。

出典:著作権(ちょさくけん)とは – コトバンク

著作権の対象は?

著作権の対象となるものを著作物といいます。

思想または感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術または音楽の範囲に属するものをいい、具体的には小説・脚本・講演その他の言語の著作物、音楽の著作物、舞踊または無言劇の著作物、絵画・版画・彫刻その他の美術の著作物、建築の著作物、地図または学術的な性質を有する図面・図表・模型その他の図形の著作物、映画の著作物、写真の著作物、プログラムの著作物などがこれにあたる。

出典:著作権(ちょさくけん)とは – コトバンク

写真も自分で構図と焦点距離を決めて、絞り、露出、ISO、シャッタースピードなどで写真を創作して表現するので著作権に含まれます。

産業財産権などは、登録しなければ権利が発生しませんが、著作権は権利の取得に手続きはありません。

じゃあ写真で著作権の保護対象とならないものは何でしょうか??

  1. 著作権が消滅したもの。著作者の死後50年で保護の対象外になります。ちなみに映画は公表後70年。
  2. 絵画を写真に収めたもの。
  3. 証明写真

2.と3.に関しては、「思想または感情を創作的に表現したもの」ではないので著作権はありません。

著作権の権利は2つある

著作権の権利には、著作人格権と著作権(財産権)があります。

著作人格権は、著作者が著作物を作ったことを証明し、保護するためのもの。

自分の著作物でまだ公表されていないものを発表するタイミング(公表権)や、実名か変名を使うか自由に選択できる権利(氏名表示権)。

さらに著作物のタイトルや内容を自分の意図に反して勝手に改変させない権利(同一性保持権)があります。

次は著作権(財産権)です。これは財産的な利益を保護するためのもの。

こちらもいろいろな権利があります。

複製権、上演権・演奏権、上映権、公衆送信権・公の伝達権、口述権、展示権、頒布権、譲渡権、翻訳権・翻案権、二次的著作物の利用権などなど。

このように著作権は多くの権利で守られていて、勝手に写真を撮ったりブログやSNSにアップできないようになっています。

では、写真を撮るときにどんな場合がダメなのか見ていきましょう。

料理

よく、SNSでお店の料理をアップしているのをよく見かけますね。それにお店でスマホでパシャパシャ撮っているのもよく見かけます。

料理って著作権があるのでしょうか?

料理には著作権はないようですね。

ただ、外国では著作権がある国も存在するので注意が必要です。

それと、著作権はないですが、お店には管理権があるので写真撮影が禁止なのであればお客はそれに従うしかありませんので注意が必要です。

美術館でもよく写真撮影禁止になっていますよね。あれも著作権に基づいて禁止しているのではなく、管理権によって禁止しているのです。

建物

創作性を備えた芸術的な建物は著作物にあたりますが、実用的な一般家屋やビルは著作物でありません。

著作権は著作者の死後50年で消滅するので、金閣寺などの歴史的建築物には著作権はないです。

じゃあ東京タワーや東京スカイツリーはどうでしょうか?

これらは最近建築されたものですが、建物や屋外に恒常的に存在する建築物は原則として自由に撮影することができます。

ただし、無断で絵葉書にして販売したりするなど商用利用はダメです。

公園にある銅像や彫刻品

公園など屋外の公の場所に展示されている銅像や彫刻品らは、自由に写真撮影して利用できます。

ただし、これも無断で商用利用はダメですし、複製して販売するのもダメです。

テーマパークのキャラクター

実はキャラクターは「漫画の具体的表現から昇華した登場人物の人格ともいうべき抽象的概念」といわれており、キャラクター自体に著作権はないと考えられています。

キャラクターの場合にはその原画が美術の著作物として著作権による保護が認められているケースが多いようです。

では、ディズニーランドでミッキーを撮ってSNSやブログで公開したい場合はどうでしょう?

東京ディズニーリゾートのHPには、固くお断りする項目として、

「他のお客様等のご迷惑となる撮影および公衆送信」とあります。

公衆送信とは、SNSやブログのことも含まれると思いますが、SNSやブログにアップしちゃダメよとは書いておらずこの辺はグレーなんでしょうね。。

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肖像権

肖像権とは?

肖像権は、日本国憲法第十三条で保護される「幸福追求権」の下に保護された権利です。肖像権を規定した法律は未だ存在していませんが、判例などで保証された知的財産権として扱われています。肖像権は、写真やビデオなどの映像媒体に肖像を記録する際に発生し、肖像の持ち主である個人は肖像が記録された映像の公開を禁じることが出来るのです。

出典:カメラのシャッターの向こうにある権利 – ネコにもわかる知的財産権

ニャンと!意外や意外!日本では肖像権って存在しないのですね!

肖像権には2つの側面があります。

人格権に基づいた肖像権

人格権は「個人の人格的利益を保護する権利」です。

具体的には、勝手に撮られたり自分が写っている写真が公表されたり利用されたりすることがないように主張できる権利です。

ツイッターなんかに自分の顔が勝手に公表されたりすると、イヤですし、気分も悪いですね。

では「写真を撮る側」からすると、肖像権の侵害にならないためにはどんなことを注意すればいいでしょうか?

許可を取ってから撮影すること

まず許可を取ってから撮影しましょう。

いきなりパシャパシャ撮るのは失礼です、きちんと同意を得ている場合は肖像権の侵害にはなりません。

ただし、写真の用途の説明もきちんとしないと後でトラブルの元になります。

ブログに公開するのか、ツイッターなどSNSで公開するのか、雑誌に載るのかなど。

人物の特定ができない

風景写真だと有名な観光地での撮影はたくさんの人がいますよね。

顔の一部が隠れている、後ろ姿、被写体が小さすぎて不鮮明、編集ソフトでボカしたり、など個人の特定ができなければ肖像権の侵害にはなりません。

個人の特定ができる場合でも、観光地では他人の写真に写り込むことは常識的にあり得ることなので、受忍限度内のようです。

〇観光地での写真・動画の撮影に写り込んだ場合
●撮影自体→観光地での写真や動画撮影は一般に行われることであり、観光地へ行けば他人の写真に写り込んでしまうことは常識的にありえるので、「受忍限度内」で適法
●ブログ・SNS等へアップする行為→単純に「観光地」へ行ってきました!!というアップの仕方であれば映り込みはあり得るので「受忍限度内」の可能性が高い(なお、映り込み方があくまでも「従」といえる場合に限る。)。アップの方法として、その人物に言及したり、出会い系の広告等に利用する等については「受忍限度を超え」肖像権侵害となる可能性が高い。

出典:他人の姿(肖像)が写真・映像に写り込んでしまったら、肖像権侵害!?弁護士が教えるEC運営者のためのIT著作権法対策⑥】 | EC法務ドットコム〜弁護士が運営するIT法律サイト〜

公の場所・公の行動

デモやパレード、祭り、政治家の演説、その他イベントなど公の場所での公の行動を撮影した場合。

これらは多くの人から撮影されることが予測できるので、肖像権侵害に当たることは少ないみたいです。

僕が今回気になって著作権や肖像権を調べた経緯は、日田の祇園祭りで撮影をしたことからですが、祭りの公の場所・公の行動ということで肖像権の侵害にはならないのですね。

でもね、いくら公の場所・公の行動だったとしても、個人が主となるようにフォーカスを当てたような写真はブログやSNSなどに公開したらダメな気がするんですけどね。

撮られた側からしたら、ツイッター見てて自分がメインとなっている写真がアップされたらイヤじゃないですかね?しかも無断で。。

家のパソコンで楽しむ分にはいいですけど。

僕は常識的に考えたら、その人がメインとなっている写真は不特定多数の方が見るブログやSNSにはアップできないかな。

財産権に基づいた肖像権(パブリシティ権)

芸能人やスポーツ選手などが持つ顧客求心力の経済価値を保護するのが、財産権に基づいた肖像権。

正式にはパブリシティ権で、有名人のプライバシーと利益を守る権利です。

有名人を撮影した写真をブログやSNSにアップすることは、パブリシティ権の侵害といえます。

また、ブログの集客アップのために今流行りの有名人をトップ画面に使うこともパブリシティ権の侵害ですよ。


まとめ

普段の撮影で人物が入り込むことなんて滅多にないですが、今回は日田の祇園祭で撮影したことから、著作権や肖像権が気になって調べてみました。

写真を撮って自分のパソコンで楽しむ分には何も問題ないですが、今はSNS時代で写真は不特定多数の方が閲覧できるようになっています。

そんな時代だからこそ、ルールを守って楽しく撮影したいですね。

もし、間違っている内容があったら修正しますのでご指摘お願いします。

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